【ウォーフェア 戦地最前線】敵兵に完全包囲された兵士たちの血みどろ脱出劇
TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開中
上映時間95分。2時間超えの映画が主流の時代に、本作は尺が短い。しかも冒頭が緩やかに流れていく。銃のスコープからイラクの町を見つめる狙撃兵らの会話が続く。このように上映時間が短く、のんびりと展開する映画は中盤からドカンと加熱するものだ。そんなことを考えていたら、突如として銃撃戦が始まり、スクリーンの中が大変な事態になった。実に密度の濃い作品だ。
2006年、イラク。米国海軍の特殊部隊「シールズ」の小隊8人は深夜に行動を開始。イラク中央部に位置する危険地帯ラマディにある民家を占拠し、任務につく。
彼らの目的は地上部隊がこの地域を安全に通過できるよう、アルカイダ幹部の動きを監視することだった。場合によっては狙撃も想定される。
夜が明け、任務は続いていた。通信兵のレイ、指揮官のエリック、狙撃手のエリオットらは緊迫感を保ちながら、大きく状況の進展しない時間を過ごしている。だが監視している敵兵が不審な動きを見せる。彼らはこちらの動きを察知していたのだ。
その瞬間、大きな爆発音が部屋に鳴り響く。先制攻撃を受けた部隊は脱出を試みるが、建物と周辺一帯は完全に包囲されており、いま出ていけば一斉射撃の的になるだろう。部隊には負傷者が続出し、救助を要請するが危険地帯に即座に助けが来ることは望めない。


















