異色ラブコメディー「逃げ恥」は星野源&新垣結衣でなくては成立しなかった
「こんなの、あり得ない!」と言う人も「ありかもしれない」と思う人も2人の行方が気になって仕方がない状態となった。
また、本作でのガッキーが反則的に可愛い。そしてヒロインのみくりが抜群に魅力的だ。自分が美人であることの自覚がなく、さまざまな社会的欲望とも無縁。高学歴女子の知性も嫌みにならず、性格の良さと相まって独特のユーモアが漂う。
加えて平匡を演じる星野が、これ以上の適役はないと思えるほどのハマリぶりだ。星野あっての「逃げ恥」だったと言っていい。星野は、もともと松尾スズキが率いる劇団「大人計画」の役者だ。同時に「SAKEROCK」というバンドをやっていたが、15年に解散。このドラマで主題歌「恋」を担当する。それまで「草食系男子」の象徴のようなイメージだった星野が、個性的な音楽家でもあることが知れ渡った。
もう一人、みくりの伯母・土屋百合を演じた石田ゆり子にも注目したい。それまではしっとり系セクシーな役柄が多かったが、年齢的にややしんどくなっていた。本作では等身大かと思わせる自然な演技を披露。ちょっと天然なアラフィフ独身キャリアウーマン「百合ちゃん」をすがすがしい女性にしてみせた。現在まで続く石田人気の源泉だ。


















