電話でも大丈夫! 老親の病気を見抜く会話術10項目

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 離れて暮らす老親の体調が心配だ。しかし、子供に余計な心配をかけたくないからと、具合が悪くても何も言わないでいる親は多い。ならば、たまの電話や数少ない会話の中で、老親が抱えている“リスク”をしっかり把握しておきたい。そのためにはどんなことを聞いておけばいいのか。「江田クリニック」院長で、毎日200人前後の患者を診察している江田証氏に詳しく解説してもらった。

「病気の種類はたくさんありますし、専門家ではないのに少ない会話の中から細かい病状や正確な診断を下すのはなかなか難しい。まずは、日本人の死因のトップ3であるがん、心疾患、脳血管疾患のリスクについて把握し、同時に認知症のチェックもしておきましょう。がんは、死亡率が高い肺、胃、大腸に注意してください」

 以下の10項目をたずねれば、ほぼ全身をレビューすることができるという。

(1)「サクラ、ネコ、電車」という3つの単語を覚えてもらう
「長谷川式認知症検査」の質問項目のひとつで、時間を空けてから覚えているかどうかを再びたずねる。

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