心筋梗塞3割増 サラリーマン「危ない月曜日」の切り抜け方

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 メンタルストレスは、冠動脈疾患にとって最大のリスク因子になる。運動よりも心臓にかかる負担は大きいというから、甘く見てはいけない。
 日頃から、ハードな仕事をこなしていたり、責任があるポジションを任されている人ほど、月曜日に加わるストレスは大きくなる。

「部下をうつにしない上司の教科書」などの著者で、精神科医の奥田弘美氏が言う。
「厚労省の調査では、自殺が最も多いのも月曜日です。それだけ、休日モードから仕事モードに変化しなければならない月曜日は、精神的に大きなストレスを受けるのです。普段からハードに働いている人はなおさらです。また、土日は家族サービスに追われたり、調子に乗って遊びすぎたりして体に疲労が残っていると、月曜日に一気にツケが回ってきます。疲労がない状態で月曜日を迎えることができれば、気持ちは前向きになりますし、ストレスに対する耐性もアップします」

 危ない月曜日を乗り切るためには、ストレスを最小限に抑えることが重要だ。
「日曜日はできるだけ遠出せず、少なくとも夕方以降はのんびり過ごした方がいい。早めに夕食を済ませ、アルコールは控える。7時間は睡眠をとるようにベッドに入ってください。たとえ眠れなくても、体を横にして目を閉じているだけで効果はあります」(奥田氏)

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