“最凶”寒波でこじらせる人急増 「しもやけ」の正しい対策

公開日: 更新日:

 2月に入り、大雪に2度も襲われた関東だが、この記録的な寒さにより患者数が増えているのが「しもやけ」だ。いや、増えているだけじゃない。しもやけをこじらせている人も多いのだ。川端皮膚科クリニック・川端康浩院長に話を聞いた。

■潰瘍にまでなる人も…

「しもやけは、最低気温が5度を下回り、1日の気温差が10度以上になると、温度差によって血管の収縮時に障害が起こって発症しやすくなります。今年は最強寒波襲来の年。平均気温も大幅に平年を下回っている地域が多い。それが、しもやけが増えている原因です」

“たかがしもやけ”と侮ってはいけない。足や手の指がパンパンに腫れ、日常生活に支障が出たり、いつもの靴が履けなくなる。耐え難いかゆみや痛みがある。ひどくなると、患部が赤く膨張し、水ぶくれになって崩れて潰瘍になることも……。ここまでいくと、完全に治るまで時間がかかる。

「しもやけが一般的だった時代は、軽症のうちに市販薬を塗るなど対策を講じる人がほとんどでした。しかし近年は、しもやけ自体を知らない人もいて、気付きにくく、重症化してしまうこともあるのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  3. 3

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    初の黒人力士だった戦闘竜さんは難病で入院中…「治療で毎月30万円。助けてください」

  1. 6

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が“本塁打王を捨てた”本当の理由...トップに2本差でも欠場のまさか

  4. 9

    “条件”以上にFA選手の心を動かす日本ハムの「圧倒的プレゼン力」 福谷浩司を獲得で3年連続FA補強成功

  5. 10

    吉沢亮は業界人の評判はいいが…足りないものは何か?