“最凶”寒波でこじらせる人急増 「しもやけ」の正しい対策

公開日: 更新日:

 Aさん(50)は、布団に入ると足がかゆいので水虫だと思っていた。
 水虫の市販薬を塗ったが、よくなるどころか、かえってかゆみと赤い腫れが増した。夜、寝ている時、無意識に患部をかきむしっているようで、皮膚もボロボロになった。それでも塗り続けると、皮膚が裂けてウミが出てきた。皮膚科を受診すると、水虫ではなく、しもやけをかきむしって化膿(かのう)させてしまったものだと言われた。結局、症状が軽減するまで1カ月近くかかった。

「Aさんのように、しもやけを水虫と間違える人は少なくありません。かゆいからとかゆみ止め薬で何とかしようとする人もいます。しかし、しもやけは血行不良によって起こっている病気なので、水虫薬やかゆみ止め薬では、よくなるどころか、悪化させてしまうこともあります」
 しもやけの正しい対策は2つだ。

 まず、血行をよくする生活習慣を心掛ける。
「夜は手足を伸ばしてゆっくり湯船に漬かり、風呂から上がったら、市販のビタミンE入りクリームを手足に塗る。さらに、マッサージをするとより効果的です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【夏の甲子園】初戦で「勝つ高校」「負ける高校」完全予想…今夏は好カード目白押しの大混戦

  2. 2

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  3. 3

    やす子「ドッキリGP」での言動が物議…“ブチ切れ”対応で露呈してしまった芸人の器量と力量

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    中央学院戦の「1安打完封負け」は全部私の責任です。選手たちにもそう伝えました

  1. 6

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明

  2. 7

    タレント出身議員の“出世頭” 三原じゅん子氏の暴力団交遊疑惑と絶えない金銭トラブル

  3. 8

    巨人の正捕手争い完全決着へ…「岸田>甲斐」はデータでもハッキリ、阿部監督の起用法に変化も

  4. 9

    ドジャース大谷翔平の突き抜けた不動心 ロバーツ監督の「三振多すぎ」苦言も“完全スルー”

  5. 10

    萩生田光一氏「石破おろし」がトーンダウン…自民裏金事件めぐり、特捜部が政策秘書を略式起訴へ