秋うつは「窓際」で撃退 日の出時刻を脳に感知させる

公開日: 更新日:

 アッという間に季節は秋に突入した。なんだか気分が落ち込んで、ちっともやる気が起きない……なんて人はご用心。“秋うつ”かもしれない。

 日照時間が少なくなる季節には「冬季うつ」と呼ばれるうつ症状が表れやすくなる。「気分が沈んで気力がなくなる」「とにかくイライラする」「いくら眠っても寝足りない」「食べても食べても物足りない」といった症状が表れる。

 一過性で精神的な問題を抱えているわけではなく、いわゆるうつ病とは違う。だが、毎年必ず秋から冬にかけてうつ症状を繰り返し、日常生活に支障をきたすケースもある。季節の変わり目となる秋は注意が必要だ。

“秋うつ”のトリガーになるのは「日照時間」だ。作業療法士の菅原洋平氏がこう解説する。

「秋になると、夏に比べて日の出時刻が遅くなります。人間の体は、光を感知することで環境に対応するための準備を始めるようにできている。日光を感知した時点で、〈このタイミングなら気温がこれぐらい下がりそうだから、この程度のホルモンを分泌して調整しよう〉といった具合に働き始めるのです。日の出時刻が遅くなると、体が準備を始める時刻も遅くなりますが、起床時に日光を十分に感知できなかった場合、日の出時刻が早い夏のタイミングで準備を始めようとします。このズレが、さまざまなうつ症状を発症させる要因になるのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一「すぽると!」降板は当然…“最悪だった”現場の評判

  2. 2

    石田ゆり子ブームは終わらない? ベリーショートに賛否、脱「奇跡の50代」でも人気加速

  3. 3

    国分太一コンプラ違反で「周囲が感じていた異変」…過去にはガングロに"変身”して問題起こした有名人も

  4. 4

    TOKIO国分太一「コンプラ違反」秘匿も次々に“セパ報道”で窮地に…復帰は極めて困難な道のりに

  5. 5

    「いっぷく!」崖っぷちの元凶は国分太一のイヤ~な性格?

  1. 6

    《ヤラセだらけの世界》長瀬智也のSNS投稿を巡り…再注目されるTOKIOを変えた「DASH村」の闇

  2. 7

    元女優・宮崎ますみさんは6年前から八ヶ岳山麓に移住しコメ作り 田植えも稲刈りも全部手作業

  3. 8

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  4. 9

    小泉進次郎「無知発言」連発、自民党内でも心配される知的レベル…本当に名門コロンビア大に留学?

  5. 10

    巨人阿部監督 グチるくらいならいっそ「4番・坂本勇人」はどうだろう…“進退の決断”含めた4つの理由