“臭い玉”として話題 その口臭は「膿栓」が原因かもしれない

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「喉の奥の左右にある扁桃は、口や鼻から侵入してきた細菌、ウイルスから体を防御する免疫の役割を持っている。吸い込んだ細菌やウイルスと効率よく戦うためには表面積が大きい方が有利なので、扁桃にはいくつもくぼみがあります。そのくぼみの中に、細菌の死骸や血液、口内で剥がれ落ちた皮膚、食べ物のカスなどがたまって塊になったものが膿栓です。このいわばゴミの塊を栄養に細菌が繁殖し、たまって大きくなってくると、喉の奥の違和感や口臭の原因になるのです」

 扁桃にあるくぼみの大きさや位置によってたまりやすい人もいるが、基本的には誰もがたまるものだという。

「病気ではありませんし、そのままにしておいても問題ありません。多くの場合、咳やくしゃみ、うがいをしたときなどに気づかないうちに排出されたり、食事と一緒にのみ込んでしまうことがほとんどです」

■自力で取ろうとするのは危険

 しかし、膿栓には強い悪臭があり、口臭の一因になる。下水の臭いという人もいれば、大便や足の爪あかに例える人もいるほどだ。だいたい3~6ミリ程度だが、中には1センチを超える大きさに“成長”するケースもある。

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