若年性は8割失職 「認知症」予防は“一歩手前”での治療がカギ

公開日: 更新日:

「最も手軽なのは、全11問30点満点の『MMSE検査』です。受診日の月日や病院の名前・所在地、身の回りの物の名前、簡単な計算などを行ってもらい、27点以上なら正常、22点以上26点以下はMCIの疑い、21点以下は認知症の疑いがあります。ターゲットはMCIで、その上限に近い25点くらいで治療を始めると、30点満点に戻るくらい認知機能が改善するケースもある。若年性は平均51歳で発症しますが、40代前半も少なくありません。物忘れなど気になる症状があれば40代から毎年1回、物忘れ外来や脳ドックなどでこの検査を受けること。脳ドックはMRI検査もあり、脳の異常もチェックできてベターです」

 認知症と総称される約70の病気の中には、治療で完治するものもある。そういうタイプを早期発見するためにも、40代からは脳のチェックだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動