臨床試験で症状改善 「プラズマローゲン」が認知症患者を救う

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 12年にはプラズマローゲンをマウスに投与し、「記憶・学習能力を向上させる」「アミロイドβの蓄積を抑制する」「神経細胞を新生させる」など、認知症の治療と予防に有効であることを実証。14年にはアルツハイマー病(軽症・中等症)40人対象の臨床試験(単盲検)で、プラズマローゲン摂取の有効性を確認した。また、オープン試験(中等症・重症認知症)中間報告での改善効果が発表されている。

 例えば、こんな改善例もある。

 アルツハイマー病の男性(73歳)は、昨夏から急激に症状が悪化。トイレがどこにあるか分からなくなり、幻覚も見るようになった。妻との会話はかみ合わず、暴言や暴力も。夜間頻尿は1時間置きだった。

 そんな重度の認知症患者が今春からプラズマローゲンの摂取を開始。すると1カ月後には幻覚が減り、3カ月後には認知症のスクリーニング検査「MMSE」(30点満点で23点以下だと認知症の疑い)が4点→7点に。食欲や自発性も出て、スムーズに会話できるまでに改善したという。

 現在は、大規模試験(300人・二重盲検)が進行中。認知症の予防や治療が一気に進化するかもしれない。

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