【がん患者の心のケア】 埼玉医科大学国際医療センター・精神腫瘍科(埼玉・日高市)

公開日: 更新日:

がんになれば誰もが不安や悩みを抱えるので、その訴えが病的なものなのか見極めることが大切です。それによって薬が必要になるかなど、対処が違ってきます」

 患者が何に困っているのか問題を聞き出して十分理解し、何をどう解決できるか一緒に考える。がんの進行や治療に不安があれば、がん認定看護師に説明してもらう。お金の問題があれば、ソーシャルワーカーにつなげることなども行う。

「多いのは、“自分は死んでしまうのではないか”“再発したらどうしよう”という漠然とした不安。眠れない、食欲がないなどの症状で治療意欲が低下してしまう。がんの治療が続けられるように援助することが私たちの大事な役割です」

 患者本人だけでなく、その家族の心をサポートする「家族外来」「遺族外来」を設けているのも同科の特色だ。がん情報を集めたり、治療や入院に付き添うなど、やらなくてはいけないことが多い家族の方が精神的な負担は大きいという。

「多くは“患者本人にどう声をかけ、対応したらいいか分からない”と悩み、家族関係がギクシャクします。がんは療養期間が長いので、極端に優しくなったり無関心になったりしないことが大切。言動を含めて、家族バランスを元に戻します」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    嶋基宏は一時期ノイローゼ状態になっていた...心ここにあらずで、魂が抜けた状態に

  4. 4

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 5

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  1. 6

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  2. 7

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 8

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 9

    居酒屋倒産が過去最多ペース 客離れの背景にある「飲み放題5000円」の壁

  5. 10

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に