【バレエ外来】 永寿総合病院・整形外科(東京・上野)

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「ダンサーはオーディションや公演があると痛くても我慢してしまう。その気持ちはよく分かりますが、早く診察を受けることが大切です。治療の開始が遅れれば、それだけ治る時間が長引いてしまいます」
 治療は、まず内服薬や注射などで痛みや炎症を抑え、問題となる動作の制限が重要になる。練習は完全に休む必要はなく、練習の工夫をアドバイスする。保存的療法で改善されない場合は、手術での根治を検討する。
 手術はできる限り、術後の痛みの少ない関節鏡下手術で行っている。患部に2~3カ所、小さな孔を開け、カメラや器具を挿入して行う。
「特に、足首の下の距骨下関節などは、切開手術となれば、重要な靱帯を切らないと病変が見えません。靱帯を切ると、後遺症も多い。患者さんの術後のパフォーマンスへの影響を十分考えた最善の治療法を提示しています」
 全国的にバレエの障害に詳しい医師は少なく、同科には興味を持つ他院の医師や医学生が手術の見学に訪れている。近年、スポーツ整形外科領域で注目されている股関節唇損傷(太ももの付け根が痛む)もバレエダンサーには多く、股関節鏡手術が必要な場合には大学病院を紹介している。

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