たった2~3分 「東京五輪」「キツネ」「ハト」で認知症が分かる

公開日: 更新日:

認知症の疑いがあるかどうかは、オリンピックの話題で出した年齢と誕生日、両手でつくってもらったキツネとハトの出来でわかります」

 年齢・誕生日の3つの質問のうち、いずれか1つが失敗なら「×(1点=以下同)」。それに、キツネとハトのいずれか1つ失敗なら「×」、両方とも失敗なら「××(2点)」を加算する。0点が正常。点数が高いほど認知症が進行している可能性がある。

■病院拒否の親に

 さらに「TOP-Q」では、3つの行動の観察でより突っ込んだことまでわかる。観察するのは「年齢や誕生日を聞いた時、“どうだったっけ?”“あんた、知ってる?”などと隣の人(同行者)を振り向くか=振り向き徴候」「両手を水平に同じ高さに上げていられるか、片方の腕が下がらないか=ハンド・バレー徴候」「キラキラ体操ができるか=回内・回外運動」だ。

「振り向き徴候は、アルツハイマー型認知症によくある“取り繕いの症状”です。ハンド・バレー徴候は、下がる方の腕と反対側の脳の血管に脳梗塞などが起こっている可能性がある。つまり、血管性認知症の疑いです。回内・回外運動からは、レビー小体型認知症のパーキンソニズムと呼ばれる症状があるかどうかを知ることができます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較