画期的「痛み緩和クリーム」で“注射嫌い”がいなくなる?

公開日: 更新日:

「麻酔効果を発揮できる深さは、塗ってから60分経過では皮膚表面から平均2.9ミリ、120分経過では平均4.5ミリでした」

 つまり、たいていの注射で痛みの緩和が可能ということ。成人、小児に対し、複数のケースにおいて疼痛緩和がどれほど見られたかの研究が行われている。たとえば、4~10歳の60人を対象に、半分は今回のクリーム、半分は偽薬を塗り、60分置いた時点では、手背への静脈注射時の疼痛緩和は、偽薬と比べて有意に高かった。

「注射時の痛みを和らげるために麻酔注射を打つ場合がありますが、その注射自体が痛い。痛みを緩和するために、別の痛みを感じるというのは本末転倒です。こういった場合にも、今回のクリームは有効です」

 注射や静脈留置針を刺す前に「疼痛緩和クリームを塗ってほしい」と希望すれば、小児はもちろん、成人でもOK。保険適用範囲内である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    自維連立に透ける実現不能の“空手形”…維新が「絶対条件」と拘る議員定数削減にもウラがある

  3. 3

    自維連立が秒読みで「橋下徹大臣」爆誕説が急浮上…維新は閣内協力でも深刻人材難

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  1. 6

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  2. 7

    日本ハム1位・伊藤大海 北海道の漁師町で育った泣き虫小僧

  3. 8

    米倉涼子の薬物逮捕は考えにくいが…業界が一斉に彼女から手を引き始めた

  4. 9

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 10

    影山雅永JFA技術委員長の“児童ポルノ逮捕”で「森保監督がホッとしている情報」の深層