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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

孤独と経済不安でブルーに 「ホリデーうつ」米国流解消法

公開日: 更新日:

 アメリカでは「ホリデー・ブルース」や「ホリデーうつ」という言い方をよくします。感謝祭からクリスマス、年明けまでのいわゆる1カ月間の「ホリデーシーズン」に気分が落ち込む人が増えるため、こう呼ばれているのです。統計的なデータはありませんが、ある程度の人が同じような気分を味わっているというのは間違いないようです。

「パーティーに私だけ呼ばれていない」という嫉妬と落胆。「離婚してひとりぼっち」「飛行機代がなくて里帰りできない」などの孤独感。さらに、家族や親戚全員にクリスマスプレゼントを購入する習慣があるアメリカでは、「クレジットカードによる大きな借金」という経済的な不安も大きな要素になっています。冬の寒さも、こうしたネガティブな気分に拍車をかけています。

 では、こうしたホリデーうつに立ち向かうにはどうすればいいのでしょうか? 専門家によれば、まず落ち込んでいる自分を「そういう気分になるのは当然」と認めること。次に過大な期待を持ちすぎないのが効果的だといいます。ホリデーだからといってパーティーに行く義務もないし、普通に過ごして問題なし。人に会いたい場合は、パーティーよりは親しい少数の友人と会う方がベターとのことです。

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