女優・シャンソン歌手・画家 藤田三保子さん(62) 膠原病

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 ところが、「薬を飲んでいる間は妊娠しちゃいけない」と言われていたのに、妊娠してしまったんです。34歳でした。

 医師から「身体障害児が生まれる確率が通常の25倍」と言われ、人生で一番悩みました。毎日決意が変わり、どうしたらいいのかわからない。そんなとき、救ってくれたのが担当してくれた妊娠腎の先生でした。同じ種類の病気で出産経験もある先生は、悩む私に力強く「藤田さん、産んでから考えなさい」と言葉をかけてくれたんです。そう言われて“母親の強さってこれなんだ!”と思いましたね。それまで、どうにも整理できなかったことが、ストンと腑に落ちて産む決意が固まり、無事に女の子を出産することができました。

 五体満足で生まれてくれたから言えることかもしれません。でも、彼女を産んだから今の自分があるんです。生まれたとき、“この子が20歳になったとき、イキイキと輝いている自分でありたい、表現者でいたい”と思いました。間違っても“昔は有名な女優だったのよ”とは言いたくない。だからいろいろなことに挑戦できた。


 一生飲み続けると思っていたステロイドも、病院を替えたら「ステロイドは切る方向でいく」と言われ、その5年後、50歳手前で本当に終了になりました。

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