よく眠れる春だからこそ…「睡眠リズム」崩すべからず

公開日: 更新日:

「春眠暁を覚えず」というように、春はとにかく眠くなる。ただし、いたずらにずるずる寝ていると、かえって不調を招いてしまう。よく眠れる季節だからこそ、質の高い睡眠をしっかりとって、リズムを整えなければいけない。

 気温が上昇する春は、代謝率が上がり、発汗、心拍数、血圧などもアップして活動量が増える。その分、体は疲労するため、しっかり眠って回復させようとする。春になると眠くなるのはそのためだ。

 全国で睡眠セミナーを開催している作業療法士の菅原洋平氏は言う。

「気温が低い冬は、活動時や緊張状態で優位になる交感神経が活発になっています。しかし、気温が上昇して活動量が増える春は、リラックス状態で活発になる副交感神経が優位になって、体を休めようとする。この交感神経の切り替えにきちんと対応できずに睡眠のリズムが崩れてしまうと、不調を長く引きずってしまいます」

 睡眠のリズムを整えるには、「起床時間を揃える」ことが基本になる。春はよく眠れるからといって、休日になると普段より遅い時間に起きて“寝だめ”する人が増えるという。しかし、これは逆効果。「単に長時間睡眠をとれば体を休められる」という先入観は捨てた方がいい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?