著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

女性は犬より猫と暮らす方がいい?

公開日: 更新日:

 動物好きな人にとって、犬や猫と一緒に暮らすことは、日々の癒やしにつながります。医療現場においても、「アニマルセラピー」と呼ばれるものがあり、動物とのふれあいを通じ、患者さんの生活の質向上が期待されています。

 さて、ペットの飼育状況と死亡との関連を検討した論文が、高血圧心臓病に関する予防医学の専門誌(2016年5月12日付)に掲載されました。

 この研究は、50歳以上で大きな病気をしたことがない3964人のデータを解析したものです。ペットを飼っている人と、飼っていない人を比較し、心臓病による死亡、脳卒中による死亡のリスクを検討しています。ペットの飼育状況は1988~94年に調査し、身体状況について2006年まで追跡しました。

 その結果、解析対象者の34・6%がペットを飼っており、犬が22%と最多でした。統計的に有意な差はないものの、女性はペットを飼っていると、心臓病による死亡が31%、脳卒中による死亡が46%少ない傾向にありました。この傾向は犬よりも猫で顕著でした。一方、男性での解析では明確な差は見られず、ほぼ同等という結果になっています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石原プロ「炊き出しの流儀」 被災地一番乗りがエラいわけではない

  2. 2

    橋上巨人が“不祥事”阿部前監督の遺産に助けられる幸運…“肝いり選手”が投打で躍動

  3. 3

    横浜流星「BL作品興味なし」発言に滲むプロ意識 「べらぼう」後初の民放連ドラ主演で注目

  4. 4

    2026夏の甲子園「優勝校はココだ!」 本紙と専門家が徹底予想、“対抗”含む5校を紹介

  5. 5

    広末涼子「THE TIME,」での地上波復帰に驚き広がる ブーイングの中で8月6日に特別企画放送へ

  1. 6

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 7

    自民税調会が紛糾し党内大荒れ! 高市首相「消費税減税」でいよいよトドメ…反対派議員が証言

  3. 8

    ポールの一曲一曲に足りないジョンの曲作りの不思議感覚

  4. 9

    『バック・イン・ザ・U.S.S.R.』旧ソ連や黒人解放がインスピレーションを与えた時代

  5. 10

    大谷翔平は今季中の投手復帰どころか「二刀流消滅危機」…左膝に加え右腕の違和感を改めて露呈