100人規模の会社なら5人が患者 「大人のADHD」の症状とは

公開日: 更新日:

 社会生活に影響を及ぼすほど不注意が目立つなら、大人のADHDかもしれない。特に、同時進行で物事の処理ができない。たとえば、「会議の書類を作っている時に、上司に別の仕事の話を振られると、書類作成の途中だったことを忘れる」「複数の仕事を並行してこなせない」「仕事中に同僚に話しかけられると、何をしていいか分からずパニック状態に陥る」などがあれば、可能性は高い。

 もうひとつ、チェックすべきポイントがある。子供の頃の行動だ。前述のように子供の頃から症状があるので、不注意、多動傾向に該当する「何か」が必ずある。

「私は、患者さんに小中学時代の成績表を見せてもらうことがよくあります。『落ち着きがない』『忘れ物が多い』といった担任のコメントが、ADHDを発見するカギになります」

 主な治療は服薬と認知行動療法。これらで「生きることが本当に楽になった」と話す人は実に多い。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?