緊張型や片頭痛とも違う “第三の頭痛”は低気圧で悪化する

公開日: 更新日:

■湿布と鎮痛剤が効果的

 大後頭神経痛は、首の付け根を覆う筋群を貫通する「大後頭神経」を過剰に興奮させる刺激で生じる。原因は大きく分けて、「姿勢の悪さや体の歪みなどから大後頭神経を圧迫している」「雨が降る前などの低気圧」「ストレス」の3つだ。

 低気圧と大後頭神経痛のはっきりした因果関係は明らかになっていないが、「天気予報より、私の頭痛の方が雨が降るのを正確に当てる」と話す患者がいるほど。

 また、ストレスは、「嫌な上司がいる」「家庭内の不和」といった精神的ストレスと、「残業続き」「睡眠不足」「深酒」といった身体的ストレスのどちらも指し、それらによって筋肉の緊張などが起こり、神経に影響を与える。

「頭痛では緊張型頭痛と片頭痛の2つが取り上げられることが圧倒的に多く、大後頭神経痛は『その他』扱いで軽視される傾向にありました」

 ところが、パソコン利用が当たり前になり、デスク上のパソコンの配置などから、不自然な姿勢で一日の大半を過ごす人が当たり前になった。さらにスマホの普及が拍車をかけている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」