いつ、どんな姿勢がいい? 正しい「家庭血圧」の測り方

公開日: 更新日:

 高血圧は、痛みなどの自覚症状がほとんどないまま症状を悪化させる「サイレントキラー」。健康診断で高血圧を指摘されても知らん顔している人も多いが、放置すると脳や心臓、腎臓に障害を起こし、心臓病脳卒中などを発症する恐れがある。それを防ぐため、日本高血圧学会は2年前の「高血圧治療ガイドライン」改定で「家庭血圧」の重要性を強調したが、いつ、どのような姿勢で、どんな家庭血圧計で測定すればいいのか。帝京大学医学部衛生学公衆衛生学講座講師で医師の浅山敬氏に改めて聞いた。

 血圧は朝と晩に測り、それぞれ2回の平均を記録するのが望ましいとされている。「深夜になっても血圧が下がらない人」や「朝の血圧が上昇している人」は、心筋梗塞脳梗塞などのリスクが高いことが明らかになっているからだ。しかし、忙しい中高年が1日4回、血圧測定するのは難しい。

「回数は気にせず、『お酒好き』『肥満の方』『喫煙者』『血圧の薬を飲んでいる人』など、循環器疾患リスクの高い人は、朝起きてトイレを済ませた後から朝食前の間に血圧を測り、記録することです。『女性』『糖尿病脂質異常症、循環器疾患などの持病なし』『痩せ形』といったローリスクの人は、夜寝る前がオススメです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景