発症から2年がリミット…リウマチを治すチャンスを逃すな

公開日: 更新日:

 その目安は、発症してだいたい2年がリミット。しかし、診断や治療が不適切なために、寛解のチャンスをみすみす逃している患者は多い。それだけではない。リウマチは、進行すれば関節が変形し、物を持ったり歩いたりすることができなくなる。心筋梗塞脳卒中のリスクも高まる。

 私たちは何を知っておくべきか?

 適切な診断のためには、セカンドオピニオンを受ける。金子院長は専門医だが、それでも「私と、もうひとり別の専門医の診断を受けるのが理想」と話す。

 治療の段階では、「薬のデメリットについてもきちんと説明してくれる」「3カ月から半年に1回は関節の超音波などで炎症が治まっているかを調べ、薬の追加、変更を検討する」との条件を満たした医師を選ぶ。

 残念ながら、リウマチ患者の数に対し、専門医の数が見合っているとは言い難い。それでも、自分の身を守るのは自分なのだ。

▽遠隔診療スタート=地方在住で専門医の診断を受けるのが困難な患者のために、金子院長は遠隔診療を4月からスタート。ただし、対面診療を一部交える。また、病状が安定している患者が基本。大学病院では難しい薬の2カ月分処方や、症状が突然変わった時の相談などに対応している。

更年期と酷似=更年期に出てくる症状にはリウマチに酷似したものがある。診断には注意が必要だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中島歩「あんぱん」の名演に視聴者涙…“棒読み俳優”のトラウマ克服、11年ぶり朝ドラで進化

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 4

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  5. 5

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  1. 6

    ソシエダ久保建英にポルトガル名門への移籍報道…“あり得ない振る舞い”に欧州ザワつく

  2. 7

    「続・続・続」待望の声続々!小泉今日子&中井貴一「最後から二番目の恋」長寿ドラマ化の可能性

  3. 8

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  4. 9

    旧ジャニーズ「STARTO社」福田淳社長6月退任劇の内幕と藤島ジュリー景子氏復権で「お役御免」情報

  5. 10

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇