【口内炎】2週間は様子見 それ以上続いたら病院へ

公開日: 更新日:

「いずれにしても一般の人には見分けがつきません。場合によっては『口腔扁平苔癬(こうくうへんぺいたいせん)』という前がん病変の恐れもあります。通常、心配のない口内炎は2週間以内には自然と治ります。受診の目安は『2週間以上、治らない口内炎』です」

 その間の応急処置は、次のようなことをしてみるといいという。

 ①ビタミンB製剤②水やお湯でのうがい③市販の口内炎薬(軟膏、内服、スプレーなど)。

「うがいは、うがい薬を使うと殺菌・消毒はできても粘膜の細胞の修復を遅らせてしまいます。唾液に抗菌作用があるので、水やお湯で十分です。また、市販の口内炎薬はウイルス性の場合、逆効果になることがあります」

 口の中に痛みが出る病気の中には、病変ができないものもある。舌がビリビリ痛い「舌痛症」や、口の中が焼けるように痛い「口腔灼熱症候群」は、その代表格だ。原因は、ストレス(口腔心身症)、入れ歯やかぶせ物の不具合、歯科治療の材料による金属アレルギーなど、多因子が複雑にからんでいるケースが多いという。

 治療は、口腔内の金属を取り除いたり、漢方薬を使ったりする。長く続くようなら、早めに受診しよう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動