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永田宏長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

首都圏の平均寿命は若者の数が多いほど長くなる

公開日: 更新日:

 市区町村の健康や医療の格差を見ていこうという今回の企画。最初は平均寿命に着目しましょう。といっても全国では広すぎて、むしろあまりピンと来ません。今回は首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)に限定しました。

 表に示すように、男性では川崎市宮前区と横浜市都筑区が82.1歳でトップに立っています。最下位は横浜市中区(77.1歳)で、ちょうど5歳の差があります。都筑区や青葉区は、横浜市の北西部に位置し、川崎市宮前区と接しています。これらの地域は高級住宅エリアとして、また住民の平均所得が高いエリアとしても県内外に名が通っています。

 一方、横浜市中区には神奈川県庁や横浜市役所があり、文字通り神奈川県の中心をなしています。有名な横浜中華街も、このエリアに含まれます。また、川崎市川崎区は東京湾に面して埋め立て地が多く、京浜工業地帯の中心地になっています。多摩川に沿って川崎大師や川崎競馬場や川崎競輪場があるなど、下町の庶民的な街並みを形成しています。

女性最下位は高齢化率30%の銚子市

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