極度の糖質制限は危険 がん患者が取るべき「正しい栄養」

公開日: 更新日:

「血液中のタンパク質量を示す血清アルブミン値が高いほど、手術後30日以内の合併症発生率・死亡率は低くなります。また、栄養状態が良好な人ほど抗がん剤治療での副作用が少なく、治療が完遂されやすくなります」

 ただし、がん患者はエネルギー消費量が落ちてくる「終末期」になると、栄養や水分を減らす「栄養管理のギアチェンジ」が必要だという。

「がんの最終段階では栄養や水を細胞が受け付けなくなり、投与しても腹水や胸水、むくみとなり、患者を苦しめることになるのです。ただ、ここで栄養管理のギアチェンジをすると、患者さんは負担が減り、時にはもう一度、口からご飯が食べられるようになることがある。その段階で再度栄養補給を行うと、自宅に帰れるまで回復するケースも。その数は1割ほどです」

 がん患者の食事法は画期的新薬に匹敵する効果がある。覚えておこう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった