正しい歯磨きと唾液がポイント 正月明けの「口腔ケア術」

公開日: 更新日:

 いよいよ今日から新たな年の始まりだが、正月休み中のお酒とごちそうで、胃腸が疲れ切っているという人も多いのではないか。しかし、ダメージは歯にも及んでいることを忘れてはいけない。自由診療歯科医で八重洲歯科クリニック(東京・京橋)の木村陽介院長に聞いた。

■暴飲暴食のダメージは胃腸だけではない

「正月明けに、歯を磨くと『歯茎が腫れて出血している』『歯がしみる』『歯が痛い』と、歯科医院に駆け込んでくる中高年は少なくありません」

 その多くは正月休み中の暴飲暴食が原因。「急性歯肉炎」や「知覚過敏」「虫歯」などを引き起こしているという。

「普段忙しい中高年の中には、『正月くらいはゆっくりしたい』とお酒と料理でお腹を満たし、ゴロゴロ寝ているだけという人は少なくありません。休み中で他人とも会わないので、歯磨きもおろそかになりがちです。そうなると急性歯肉炎になるだけでなく、歯の表面に細菌が付着して歯垢を形成し、食べ物に含まれる糖質で酸を作り出すようになります。この酸が、歯の表面のカルシウムやリンを溶かします。これが脱灰です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  1. 6

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  2. 7

    豊作だった秋ドラマ!「続編」を期待したい6作 「ザ・トラベルナース」はドクターXに続く看板になる

  3. 8

    巨人・岡本和真の意中は名門ヤンキース…来オフのメジャー挑戦へ「1年残留代」込みの年俸大幅増

  4. 9

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  5. 10

    中山美穂さんが「愛し愛された」理由…和田アキ子、田原俊彦、芸能リポーターら数々証言