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青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

高齢者の認知症予防にはパソコンの使用が効果的?

公開日: 更新日:

 脳の海馬容積が小さくなるというのは、認知症の発症リスクが高まることを示唆しています。

 つまりパソコンの使用時間が長くなると、認知症の発症リスクが低下する可能性が示されているのです。

 しかしながら、この研究では海馬の容積を検討したのであって、認知症そのものの発症頻度を検討したわけではありません。パソコンの使用で認知症を予防できると結論することは難しいように思いますが、論文の著者らは、「パソコンの使用時間が短くなってきている高齢者では、認知症の兆候を早期に発見できるかもしれない」と述べています。

【連載】役に立つオモシロ医学論文

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