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永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

三重県は充実 愛知県の診療所数は2市を除き全国平均以下

公開日: 更新日:

 東海3県(愛知県・岐阜県・三重県)は、人口に対する診療所が少ない地域です。人口5万人以上の自治体は88市区、そのうち全国平均(人口1万人当たり8.0施設)以上は27市区に過ぎません。

 診療所の多いベスト5までは、すべて名古屋市の各区で占められています。ベストワンの中区にはオフィスやデパートなどが立ち並び、昼間の人口は、夜間の4倍近くに膨らみます。

 また、2位の中村区は名古屋駅(名駅)を抱えています。ここ数年で名駅周辺の再開発が進み、いまや中区を追い越すほどの賑わいです。2027年にはリニアも開通し、さらなる発展が期待できます。人が多く集まるところには、必ず診療所も集まりますから、中村区の数字はさらに伸び続けるでしょう。

 ただ、名古屋市を構成する16区のうち半数の8区が、全国平均を下回っています。中村区の南に隣接する中川区はワースト10位ですし、港区(6.0)、南区(6.8)、緑区(6.7)など市の南部や、守山区(6.7)など中心から離れた地域ほど、数字が悪くなっています。

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