磯野貴理子さん独白 脳梗塞で「まだ死にたくない」と痛感

公開日: 更新日:

 いま思えば、起きかけたときに寝ぼけながら、うっすら「左腕がしびれてるな」と感じたことは確かです。到着した救急車の中で、「左腕が変な感じがする」と訴えると、救急隊員が「顔はどうですか? 触ってみてください」と言うので顔を触ると、左側だけ変な感じがしました。そのとき、救急隊員がカルテのようなものに「脳出血」とメモした文字を、付き添ってくれた夫がちらっと見ちゃったらしくて、あとから「あのときは車椅子の生活も覚悟した」と言っていました。

 結果的には脳梗塞だったのですが、脳梗塞は脳の一部の血管が詰まって組織が壊死する病気です。私の場合、幸いにも処置が早かったので投薬だけで済み、後遺症といえるようなものは残りませんでしたが、それでも左腕は今でもなんとなく右腕とは違う感覚がしています。

 病院に運ばれた翌日には、私は仕事に行くつもりでいたのですが、そのまま約1カ月半の入院生活になりました。その大半は転院したリハビリ専門病院でした。理学療法士の指導の下、ストレッチや自転車こぎといった体を使う運動と、パズルや漢字、計算といった脳を使う練習問題をひたすらやっていました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃