実は誤解や誤診も多い 「ADHD」を見極める3つのポイント

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「ところがADHDは生まれつきのものなので、困りごとに気づいていない、何に困っているか分からない。彼らにとって、できないことが“普通”だからです。また、困りごとが分かっても、対処法を知らないことも多くみられます」

 説明も苦手な人が多いため、医師が「どんな症状でお困りですか?」と聞いても、適切な診断・治療にたどり着かない可能性がある。

「症状だけ見てもなかなか原因は分かりません。診断のためには、この患者さんはどんな人なのか、その人をストーリーで理解できる情報を得るようにします」

■治療の結果、起業した人も

 具体的には「来院のいきさつ」「今までどう対処してきたか」「これからどうしたいか」「家族歴」「薬やアルコールなどの物質使用歴やリストカット」「生活習慣病の有無」「生活歴」など。生活歴とは、乳幼児時代の様子、小学校までのエピソード、教育歴と高校以降の進路、就職、結婚、離婚などだ。

 ADHDは専門医の数がまだ十分ではなく、似たような症状の疾患との誤診や、併存症の見逃しもある。

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