発症11年 囲碁棋士・木部夏生さん「糖尿病と対局」語る

公開日: 更新日:

 食事制限はありません。「カーボカウント」といって、炭水化物の摂取量によって食後の血糖値を把握して、そのために必要な量のインスリンを計算して打つのです。だから、いろいろな食べ物の炭水化物量は暗記しましたね。最近は大抵の商品に表示されていますけど、外食するときには絶対に必要なので。

 血糖値測定器や注射器などのセットは常に持ち歩かなければならないし、一日何度も打つのは面倒だし、針はどんどん細く進化しているけれど、やはり痛くて痕も残る。でも、嫌だなと思うことはそのくらいで、病気で思い悩んだことはありません。

■「病気だからできない」と言われるのが嫌だった

 ただ、病歴11年目になっても、対局中のインスリン調整はいまだに難しいものです。実は、対局中の血糖値の上昇は、外から摂取したものによって上がるわけではないので、注射ではなかなか下がらないんです。人は集中するとアドレナリンが出て血糖値が上がります。200を超えると頭がボーッとしてきます。それを下げるためにインスリン注射が必要なのですが、そこで注射を打ち過ぎると集中や興奮が切れた途端に下がり過ぎて、低血糖状態になってしまうのです。なので、対局後に具合が悪くなることもあります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    嶋基宏は一時期ノイローゼ状態になっていた...心ここにあらずで、魂が抜けた状態に

  4. 4

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 5

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  1. 6

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  2. 7

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 8

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 9

    居酒屋倒産が過去最多ペース 客離れの背景にある「飲み放題5000円」の壁

  5. 10

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に