著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

米医学誌に研究結果 ペットの微生物が赤ちゃんを丈夫に

公開日: 更新日:

 ペットの犬が運ぶ微生物が、人間、特に赤ちゃんの健康に貢献しているという研究結果が発表され注目を集めています。

 アメリカでは、私たちの体や室内に存在する微生物の研究が盛んです。近年は、室内の消毒や空気清浄機などによる過度の清潔さが人間の免疫システムに誤作動を起こし、外界に過敏に反応してアレルギーやぜんそくを起こしているのではないかという説が強まっています。家の中にいるさまざまな病原菌が、体に抵抗力をつけて病気になるのを防いでいる――といわれているのです。

 そんな中、医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」が、「生まれてから3カ月以内にペットの犬や家畜と生活した赤ちゃんは、子供時代にアレルギーやぜんそくになりにくい」という興味深い研究結果を発表しました。

 農場で家畜と生活しているアーミッシュ・コミュニティーでサンプルを収集。外で活動することが多い犬は、56タイプの細菌を持ち込みますが、それが赤ちゃんの免疫システムを強くして、成長してから環境への過敏な反応を防いでいるのではないかと推測しています。もちろん、人間にとって有害な菌、たとえばサルモネラ菌などを持ち込むこともありますが、これは手を洗うなどのシンプルな対策で防げるといいます。また、ペットならなんでもいいかというとそういうわけではなく、猫、亀、カエルなどではあまり効果が上がらないとのことです。

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