値段の差は何の差?<2> 実績や肩書きは信頼できるのか

公開日: 更新日:

 よく、「累計×万本、年間○千本以上の実績」「○○学会指導医」などとうたい、インプラント手術の実績や専門性を誇る歯科医院もあるが、それは値段につながるのか? 歯科医向けのインプラントセミナーの講師も務める自由診療歯科医師で「八重洲歯科クリニック」(東京・京橋)の木村陽介院長に聞いた。

「インプラント手術は外科手術ですから、本数をこなせばうまくなります。だからといって手術が安全で技術料が高いことにつながるものではありません」

 そもそも、年間○千本以上などの実績はあくまでもそれを誇る歯科医院内の複数の勤務医による合算した自己申告のものがほとんど。どの歯科医師が何本手掛けたかは分からない。参考程度と考えた方がよさそうだ。

「若くて経験がなくてもよく勉強していて、丁寧にインプラント手術される先生もおられます。実績がすべてと考えるのは間違いでしょう」

 同様に、「指導医」「専門医」「認定医」などという肩書も参考程度に考えた方がいいという。

「こうした肩書はあくまでも全国各地に数多く存在する任意団体が発行するものです。その発行基準はその団体によってバラバラです。中にはそれほどの実績がなくてもこれらの肩書を出す団体もあります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か