指が動きにくい…「デュピュイトラン拘縮」はこんな病気

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 知っておくべきことを平田医師に聞いた。

■発症年齢 

 報告されているのは、50歳以上。高齢者になるほど患者数が増える。

「高齢になると転倒しやすくなる。そういう時、この疾患があれば体を支えるために物をパッとつかめません」

 結果、転倒して骨折し認知症発症……という展開も容易に考えられる。

■症状 

 指を伸ばしにくくなるので、ドアノブを回す、洗顔をする、ボタンを留める、パソコンの操作をする、手をポケットに入れる、車の運転など、日常生活のあらゆることができにくくなる。痛みは通常ない。

「手の薬指や小指に多く発症しますが、足の指や、日本では報告例がないものの、男性器の発症例もあります」

■原因 

 はっきりしたことはわかっていない。ただし、発症しやすい人がいる。

 要注意なのは、家族に同じ病歴がある人だ。海外のデータでは、4割に家族歴がみられた。ただし、日本では「気付かれていなかった」ケースが多い。つまり、「親は違ったから」と思っていても、単に「診断名がついていなかった」ということもある。

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