酸味が苦手? 味の好みで分かる糖尿病の悪化しやすい人

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 糖尿病の人はどういった味を好むのか? 日本糖尿病学会で発表された内容は、糖尿病の予防・対策に役立ちそうだ。

 2015年から「糖尿病患者の味の嗜好」について調べているのは、「おない内科クリニック」(群馬)の管理栄養士で糖尿病療養指導士の羽鳥洋子氏。

「『甘いものが好きだから糖尿病になった』と患者さんが言うのを聞いて、本当にそうだろうかと思ったのが調査のきっかけです」

 2015年9~10月にかけて簡単なアンケート用紙を通院患者に渡し、494人が答えた。

 質問内容は、「食事には主食・主菜・副菜をそろえる」「揚げ物を控える」「洋菓子・和菓子を毎日食べない」といった食習慣を問うものが10項目。穀物、肉、魚、海藻類といったほぼ毎日食べる食品・食品群を答えるものが13項目。そして最後に、甘味、塩味、酸味について、「好き」「普通」「嫌い」と回答欄を設けた。

「あえて質問内容をごく簡単なものにし、本人が『当てはまる』と思えば○をつけてもらうかたちにしました」

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