夜中のトイレを減らす4つの対策 作業療法士がアドバイス

公開日: 更新日:

 夜、風呂から上がるタイミングで、ひざから下に水→お湯の順で交互に3回ずつかける。

「冷水を浴びると血管が収縮して血圧が上がり、温水を浴びると血管が広がって血圧が下がります。自律神経は血圧の調整も行っていて、交感神経は血圧を上げ、副交感神経は血圧を下げる働きがあります。冷水と温水を交互にかけることで、外部からその切り替えをサポートしてあげると、就寝時はスムーズに副交感神経が活発になっていきます」

④就寝前に足を上げる

 自律神経の働きとは離れるが、夜間の尿量を減らす対策になる。

 夜中に何度もトイレに行きたくなる人は、下半身に水分が多くたまっているケースがある。人間の体は約70%が水分で構成されている。立ち姿勢で過ごす昼間は、重力によって押された水分が足元にたまる。その状態のまま横になって眠ると、たまった水分が徐々に上半身に移動し、利尿ホルモンの分泌が誘発されてトイレに行きたくなるのだ。

「ベッドに入る前、テレビを見ながら寝転がっているときなどに、両足を腰より高い位置に上げた状態を10分ほど続けてください。ソファやイスなどに足をかけてもいい。それだけで、足元にたまった水分が上半身に戻ります。あとはベッドに入る前にトイレに行ってしっかり排尿しておけば、夜中の尿量を減らすことができます」

 副交感神経が優位になるようにサポートしつつ、たまった水分をきちんと排出しておけば、夜中のトイレが減ってぐっすり眠れるようになる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃