作業療法士が徹底解説 快眠法のウソとホント<前編>

公開日: 更新日:

 睡眠不足に悩む人が増えていることで、ちまたには睡眠に関する情報があふれている。快眠法を取り上げた書籍、熟睡できるとうたわれたグッズ、健康食品、サプリメント……。いったい何が“本物”なのか。全国で睡眠セミナーを開催している作業療法士の菅原洋平氏に聞いた。

 質の高い睡眠をとってぐっすり眠るためには、正しい知識を身に付け、勘違いを正す必要がある。快眠のウソ・ホントを徹底解説する。

①睡眠時間は8時間とらなければならない…×

「睡眠は一律に何時間とればOKというものではありません。年齢や季節によって必要な時間は変わるし、個人差もある。『8時間』という数字は、平均すればこれくらいの睡眠時間が望ましいという程度のもの。数字にこだわり、適切といわれる時間に合わせようとして、眠れないのに無理に寝ようとするのは逆効果になります」

 自分にとって必要な睡眠時間を把握するには、単純な睡眠時間ではなく「起床から4時間後に眠くなるかどうか」を目安にする。人間は、起床から4時間後に脳が最も活発になる。そのタイミングで眠気が出るのは、睡眠が不足しているということになる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    公明票消失で自民衆院「東京選挙区」が全滅危機…「萩生田だけは勘弁ならねぇ」の遺恨消えず

  4. 4

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  5. 5

    「自維連立政権」爆誕へ吉村代表は前のめりも、早くも漂う崩壊の兆し…進次郎推しから“宗旨変え”

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 7

    国民民主党・玉木代表「維新連立入り」観測に焦りまくり…“男の嫉妬”が見苦しすぎる

  3. 8

    自民「聞いてないよォ」、国民・玉木氏「どうぞどうぞ」…首相指名の行方はダチョウ倶楽部のコント芸の様相

  4. 9

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  5. 10

    「ガルベスと牛乳で仲直りしよう」…大豊泰昭さんの提案を断固拒否してそれっきり