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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

米国では10代の「不安神経症」が急増 原因はSNSだった

公開日: 更新日:

 アメリカでは強度の不安を訴える10代が急増し、社会問題になりつつあります。かつて、若者の心の問題は「うつ」に代表されていました。ところが過去10年間、それに取って代わったのが「不安神経症」です。

 アメリカン・カレッジ・ヘルス・アソシエーションが昨年実施した調査によれば、大学生の実に6割以上が「強度の不安」を感じているといいます。この数字は2011年の5割から上昇しています。

 カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)は1年生に対する調査を続けています。それによれば、「学生生活で、のまれそうな不安を感じた」と答えた学生は1985年には18%、2010年は29%、そして昨年は41%と激増しました。また、強度の不安を訴えて医者にかかったり、自殺する10代の数も過去10年間で2倍になったと伝えられています。

 一体、何が起こっているのでしょうか。簡単に原因を特定することは難しいと専門家は言います。こうした症状への認知や診断の増加が、数字を押し上げている可能性もあるからです。

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