著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

米で注目のDNAチェック “無料アップグレード”のカラクリ

公開日: 更新日:

 アメリカのテレビCMで最近よく目にするのが、メールオーダーで手軽に自分のDNAをチェックできるテスト。口の中をこすった綿棒を送るだけで、自分の先祖がどこからやって来たのかが分かるというもので人気急上昇中。似たようなサービスが次々に参入しています。

 アメリカ人は、過去数百年の間にヨーロッパやアフリカなどさまざまな場所から移住し、混血してきた歴史を持っています。自分の先祖がどんな民族で、どこからやって来たのかへの興味は、日本人の想像を超えるものがあります。そこにハマったのが、この簡易DNAチェックキット。最も人気のあるアンセストリー・ドットコム(Ancestry.com)は約1万円で、どんな国や民族の血を引いているかを教えてくれます。中には自分の先祖が思っていたような民族ではなくがっかりするケースもあるようですが、「これまで知らなかった自分に出会える」「新たなアイデンティティーを得られる」「人生が豊かになった」などおおむね前向きな反応。膨大なデータベースにより、知らなかったきょうだいや親戚と出会えるケースもあるといいます。

 一方、アンセストリー・ドットコムをしのぐと最近大きな話題になっているのが、トウェンティ・スリー&ミー(23&Me)です。先祖を調べるベーシック機能に約1万円をプラスするとアップグレードされ、遺伝による病気のリスクも調べてくれます。

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