著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

7割が太りすぎで4割が肥満…アメリカ国民の“肥大化”深刻

公開日: 更新日:

 アメリカ疾病対策センターが「国民の7割が太りすぎ、4割が肥満症」というショッキングな数字を発表しました。

 太りすぎの基準はBMI(ボディーマス指数=体重を身長の2乗で割ったもの)が25以上。30以上になると「肥満症」となり、心臓疾患や糖尿病などあらゆる病気を併発することはご存じの通りです。

 アメリカでは1990年には肥満症は国民の10%ほどでした。ところが10年ほど前に肥満症が人口の3割を超え、危険信号がともっていました。これに対し、さまざまなダイエットブームや、エクササイズのトレンドが生まれ、ベジタリアンやビーガンにトライする人も増えています。にもかかわらず、アメリカ人の肥大化は全くスローダウンする気配がありません。

 唯一の希望は20歳以下の子供と若者の肥満の推移です。この年代での肥満症は、2000年以降、15%と19%の間でほぼ横ばいを続けています。

 子供にファストフードを食べさせない、学校の自販機に砂糖入りジュースやカロリーの高いお菓子などを置かないなどの対策や、元ファーストレディーのミシェル・オバマさんが推奨していた「もっと動こう!」などのメッセージが多少は功を奏しているのかもしれません。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か