冬に子どもの“ほっぺ”が赤くなり大人はなりにくい理由

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 ただし、子供のほっぺが赤くなったら、俗称「りんご病」と呼ばれる感染症の可能性もある。病原体は「ヒトパルボウイルスB19」で、咳やくしゃみなどの飛沫感染でうつる。症状は、軽い咳や鼻水などの後、ほっぺが赤くなり、1~4日で急速に消える。発症のピークは5~9歳と圧倒的に子供に多いが、大人にも感染するという。

「症状が軽いので見逃されやすいですが、子供に比べて高齢者や大人がかかると筋肉痛などの症状が強く出やすい。家庭内で子供のほっぺが急に赤くなったら注意する必要があるでしょう」

 大人になってほっぺや鼻が赤くなる皮膚病もある。見た目が酒を飲んだような“赤ら顔”になることから「酒(しゅ)さ」という病名が付けられているが、酒が原因で起こるわけではない。

「慢性炎症によって毛細血管が拡張して赤くなるのですが、原因は不明です。日光、精神的ストレス、気候、飲酒、香辛料、運動などが誘因になるとされています。軽症の段階であれば、レーザー治療で赤みを薄くすることができます」

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