物忘れを進めるか食い止めるか 分かれ道は飲酒量で決まる

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 年齢とともに増える物忘れ。その原因は、海馬にある神経細胞が機能低下することにあった。そんな物忘れに「アルコールが影響する」と言うのは、くどうちあき脳神経外科クリニック・工藤千秋院長だ。

「お酒を大量に飲み続けると、脳が萎縮して記憶力が低下します。アルコール性脳症といわれる状態です」

 アルコールは肝臓で毒性のあるアセトアルデヒドに分解され、さらに無害な酢酸に分解される。しかし、アルコール摂取量が多いとすぐには分解しきれず、アセトアルデヒドが体内を巡ってしまう。それが脳の神経細胞を破壊するのだ。特に記憶の中枢である海馬は脆弱で、真っ先に破壊されるという。

「一方、お酒には脳の血流を良くし、代謝を高める効果があります。適量でさえあれば、毎日飲んでも構いません」(工藤院長)

 米山医院・米山公啓院長もこう言う。

「お酒を適度に飲んでいる人は、認知症の発症率が低いというデータがあります。特にワインは良い効果があるようです」

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