着心地悪いと風邪引きやすい 肌着とウイルスの意外な関係

公開日: 更新日:

 コルチゾールは、副腎皮質から分泌されるステロイドホルモンのひとつ。通称「ストレスホルモン」と呼ばれ、主にストレスと低血糖に反応して分泌が増える。コルチゾールレベルが高いと免疫力を低下させる。つまり、免疫グロブリンAが低下し、コルチゾールが増加するということは、それだけ風邪インフルエンザなどの感染症にかかりやすいというわけだ。

 しかし、柔らかい肌着を着た直後は「肌触りがいいな」と着心地を自覚できるが、しばらくするとそんなことすら意識しなくなってしまう。逆に、着た直後に「着心地が悪い」と感じても同じだ。なぜなのか。

「皮膚が感じる受容器は『痛覚』『触覚』『温覚』『冷覚』の4種類あり、順応しやすい刺激と順応しにくい刺激があります。肌着など、軽く触れる程度の刺激への順応性は高いので、すぐ慣れてしまうのです。だからといって、多少着心地が悪くても問題ないと思ってはいけません。無意識下でも、その刺激は皮膚を通じて常に脳に影響を与え続け、感情や体の免疫機構にも影響しているのです」

 寝具も同じ。長時間皮膚に触れるものは、肌触りの良さで選ぼう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃