減らしたい・やめたい 「生活習慣病の薬」との付き合い方

公開日: 更新日:

 厚労省のワーキンググループが高齢者に適正に医薬品を使うための初の指針案をまとめたが、高齢者に限らず「薬を減らしたい・やめたい」と思っている人は多いだろう。生活習慣病の薬との付き合い方を、茅ケ崎メディカルクリニック・柘植俊直院長に聞いた。

 処方する薬で飲んではいけない薬はない――。これが柘植院長の基本的な考え。とはいえ、薬の量は最小限であるべき。柘植院長が実施している方法は次の通り。

■高血圧

「何が血圧を高くしているのか? 問診や検査で原因を探ります」

 高血圧には、原因がはっきりしている「二次性高血圧」と、原因が絞り込めない「本態性高血圧」がある。

 二次性高血圧の除外が重要で、多いのが睡眠時無呼吸症候群(SAS)。SASによる4年後の高血圧発症リスクは健常者の2・9倍とのデータもある。

「見逃されがちなのが、飲酒した夜だけSASがひどくなるケース。酒の飲み方を変え、眠りの質をよくすることで“今すぐ薬”とならない場合もあります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」