市販の咳止めや風邪薬 安易な服用が推奨されない理由

公開日: 更新日:

 風邪の季節。長引く咳に悩んでいる人も多いに違いない。咳が止まらないからといって市販の咳止め薬や風邪薬を飲み続けるのはやめた方がいい。

「風邪による咳に対して、それを早く治す目的で市販の咳止めや風邪薬を使用することは推奨されない」

 米国胸部医学会(ACCP)の専門家委員会が「咳治療に関するガイドライン」をまとめ、こんな指針を発表した。

 さまざまな咳に対する治療法の効果を検証したランダム化比較試験を分析した結果、抗ヒスタミン薬、消炎鎮痛薬、粘膜充血緩和薬が含まれる風邪薬や、非ステロイド性抗炎症薬には効果を裏付けるエビデンスがなかったという。

 岡山大学病院薬剤部の神崎浩孝氏は言う。

「いずれも市販の総合感冒薬(風邪薬)に含まれていることが多い成分ですが、アレルギー、発熱、鼻水や鼻づまり、のどの痛みなどに使われるもので、直接的に咳を止める効果は期待できません。たとえばアレルギーが原因だったり、のどの痛みによって咳が出ている場合ならそれなりの効果はあるといえます。しかし、風邪が原因になっている咳の場合は、これらが主成分になっている総合感冒薬を飲み続けても咳は抑えられないのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷も「勝てる要素のある試合」と悔いた 侍J最悪のWBC8強止まり…井端監督チグハグ采配の痛恨

  2. 2

    ベネズエラ戦惨敗は井端監督の「自業自得」…リリーフ崩壊は昨年末から始まっていた

  3. 3

    広瀬すず 映画賞受賞ラッシュでも残された大仕事「大河ドラマ出演」への“唯一のネック”

  4. 4

    侍Jを苦しめるNPB「選手ファースト」の嘘っぱち トレーナーの劣悪待遇に俳優・渡辺謙もビックリ?

  5. 5

    経済効果1000億円!「嵐」ラストコンサートの心憎い演出と現地の熱狂をファンが語る

  1. 6

    伊原春樹監督との“壮絶確執”の前日譚 監督就任を知って絶望、引退が頭を過ぎった

  2. 7

    「タニマチの連れの女性に手を出し…」問題視されていた暴行“被害者”伯乃富士の酒癖・女癖・非常識

  3. 8

    和久田麻由子は“女子御三家”の女子学院から東大へ 元NHKの先輩・膳場貴子と重なるキャリア

  4. 9

    高市首相の訪米につきまとう「外交オンチ」不安 トランプすり寄り一辺倒なら予算案年度内成立は頓挫必至

  5. 10

    活動停止→STARTO社退社後も“芸能界引退”はしない? 嵐リーダー大野智の“マル秘”ビジネスプラン