減らしたい・やめたい 「生活習慣病の薬」との付き合い方

公開日: 更新日:

 数ある降圧薬の中で、最初にチョイスするのはCa拮抗薬だ。血管拡張作用が強く、安定した効果が得られる。“嫌な副作用”がなく、臓器障害を併発している高齢者にもよい効き方をする。

血圧の下がり方を見て、薬の追加を考えます。最初から2剤、3剤と出すことはありません」

糖尿病

 新薬が続々と出ているのが糖尿病だ。

「糖尿病薬を選ぶポイントは、低血糖を起こしにくく、太りにくい。低血糖の死亡例も報告されており、高血糖より怖いと考えています」

 従来から日本の医療現場でよく使われていた薬がSU薬。

 血糖降下作用が強いものの、低血糖を起こしやすく太りやすい。長期間使い続ければインスリンの分泌が悪くなる。

「そのためSU薬の処方には注意が必要です。特に、他の糖尿病薬との併用は低血糖のリスクを高めるので要注意」

 古い薬だが、近年改めて評価が高まっているのが、インスリン抵抗性改善薬ビグアナイド。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い