胃がん治療に新たな選択肢 注目「CLEAN NET」とは何だ?

公開日: 更新日:

 この方法だと胃がんは切除できるが、治療後、空腹時や満腹時などに胃がムカついて不快感を覚えるようになる。伸縮性が悪い筋肉ごと切除したため、胃が変形してしまうからだ。

■変形もほとんど起こらない

 そこで行われ始めたのが内視鏡と腹腔鏡を組み合わせた治療で、全身麻酔で行う。

「内視鏡で胃がんとその周辺の切除部分に印をつけます。腹腔鏡で胃の外側からがんに接した部分の筋肉だけ切除。がんごと胃壁の外に持ち上げ、自動縫合器をかけて、持ち上げた部分を切除します」

 これが可能なのは、伸縮性の悪い筋肉と違い、粘膜は伸縮性に富んでいるからだ。“がんごと胃壁の外に持ち上げて切除”は、焼いてプクーッと膨れ上がった餅をイメージすると分かりやすいかもしれない。餅の外側部分が胃壁の筋肉。膨れ上がっている時の伸びている軟らかいところが胃の粘膜。餅の外側部分(筋肉)は一部切るだけにして、伸縮性に富む粘膜は餅を伸ばすように持ち上げて切除するのだ。

「内視鏡と腹腔鏡の組み合わせで、筋肉は最小限に、粘膜のがんは最大限に切除できます。これによって、胃の変形もほとんど起こりません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ