著者のコラム一覧
若林秀隆医師

東京女子医科大学病院リハビリテーション科教授・基幹分野長。近著「幸福寿命~リハビリ専門医が教える本当に幸せなシニアライフ」発売中。

嚥下障害や歩行障害の原因は薬の多剤併用にある

公開日: 更新日:

 近年、問題になっているのが薬の多剤併用(ポリファーマシー)です。多くの種類の医薬品が処方されていることで、特に高齢者によく見られます。加齢によって複数の病気を合併することが多くなり、結果的に多剤併用になります。高齢の患者さんでは、10種類以上の薬を飲んでいるケースも珍しくありません。

 多剤併用は、胃薬など同じ作用の薬を知らずに何種類も服用していたり、薬に含まれる成分同士が相互に影響し合ったりして、思いもよらぬ有害作用に見舞われることがあります。服用している薬の種類・数が増えるほど、そのリスクが高くなります。

 多剤併用の害は少しずつ知られるようになってきましたが、一方で、いまだに認知されていないのが、多剤併用による機能や活動の障害です。

 ある患者さんは、リハビリを一生懸命やっていましたが、機能や活動が改善されず、むしろ徐々に歩けなくなりました。リハビリのスタッフが服用している薬を確認したところ、パーキンソン病の症状に似た副作用を起こす薬を3種類も使用していました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ