新薬も承認された白血病はどんな病気? 2つの注目治療とは

公開日: 更新日:

 これらを「再発・難治性急性リンパ性白血病」といい、初回と同じ抗がん剤あるいは異なる抗がん剤を複数用いた化学療法が行われる。近年注目されているのが、分子標的薬を用いた治療だ。

「表面抗原タイプCD19とCD22を持つ急性リンパ性白血病は8割を超えているのですが、これらを標的としたのが分子標的薬です。従来の治療では、再発や難治性では完全寛解率が30~50%で、長期生存は10%未満。この結果を改善するために必要なのが、分子標的薬の導入です」(東京慈恵会医科大学付属第三病院腫瘍・血液内科・薄井紀子客員教授)

 今回の新薬はCD22分子を標的とした国内初の分子標的薬(抗体抱合薬)になる。

 もうひとつ注目されているのが、微小残存白血病(MRD)の除去。検査法の進歩で、これまでは確認できなかった白血病細胞も確認できるようになった。そのMRDは、最新の検査で調べると、分子標的薬の投与で早い段階から陰性になることが確認できる。

「再発・難治性急性リンパ性白血病では標準治療が確立されていません。CD22を標的にした治療は、MRDの除去率が高く、今後治療成績の向上が期待できます」(薄井客員教授)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る