“サイン”を医師が解説 動脈硬化リスクを家庭で知る方法

公開日: 更新日:

「柔らかい耳たぶは脂肪組織が多く毛細血管が栄養や酸素を送っています。動脈硬化で毛細血管が詰まると脂肪組織が萎縮、耳たぶにシワができるのだと説明されています」

 動脈硬化が進んだ足は健康な足に比べて血流が悪く、酸素や栄養が十分回らない。そのため自分の左右の足を比べて「張りがない」「色が違う」「冷える」「しびれる」「細い」足は動脈硬化が進んでいる可能性があるといわれている。

「こうした違いは自分ではハッキリとはわからないし、正確でない場合も多い。それなら足の甲に指3本を当て、動脈の脈拍を調べて左右差を調べた方がいいでしょう。そもそもこうした症状が出るまでに足の動脈硬化が進んでいれば、歩くとすぐに足が疲れる、痛みやしびれがあるという閉塞性動脈硬化症の症状が出てくるはずです」

 ちなみに閉塞性動脈硬化症(末梢動脈疾患)は喫煙や生活習慣が原因で、主に足の動脈に動脈硬化が起こる病気。足がしびれたり、冷えたりしたあと歩くと痛みが出て、最後は血液が通わなくなって足が腐ってしまう。50代から増えてきて65歳以上の6~15%がかかり、5年経過で約20%が歩行障害を悪化させ、そのうち10%が足の動脈の血流が減少する「重症下肢虚血」となり、数%が足を切断する。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  2. 2

    「自公過半数割れ」後の大政局…反石破勢力は「高市早苗首班」で参政党との連立も

  3. 3

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  4. 4

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  5. 5

    巨人無残な50億円大補強で“天国から地獄”の阿部監督…負けにお決まり「しょうがない」にファン我慢限界

  1. 6

    世良公則、ラサール石井…知名度だけでは難しいタレント候補の現実

  2. 7

    狩野舞子は“ジャニーズのガーシー”か? WEST.中間淳太の熱愛発覚で露呈したすさまじい嫌われぶり

  3. 8

    WEST.中間淳太がジャンボリお姉さんとの熱愛謝罪で火に油…ディズニー関連の仕事全滅の恐れも

  4. 9

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  5. 10

    元大関・栃ノ心が故国ジョージアの妻と離婚し日本人と再婚! 1男誕生も明かす